みま令和で世界チャンピオンに!打倒中国に改めて闘志 ビデオ判定導入は「賛成」
ハンガリー・ブダペストで開催された卓球世界選手権に出場した日本代表選手が4月30日、羽田空港に帰国した。3種目に出場した伊藤美誠(18)=スターツ=は、早田ひな(18)=日本生命=とのコンビで臨んだ女子ダブルスでの銀メダルが最高。平成最後のこの日、「やり残したこと」に「世界チャンピオンになれなかったこと」を挙げ、新元号・令和での頂点を誓った。
伊藤は、早田と挑んだ女子ダブルス決勝で、孫穎莎、王曼ユ組に2-4で負け銀メダル。「絶対に次はやり返す」と、“打倒中国”に改めて闘志を燃やした。
途中まで2-0とリードするも、そこから一気に巻き返された。「勝てそうな部分もあった。今持っている力は出し切れたが、一番悔しい」と、あと1歩だった頂点への思いを語った。今大会でも倒せなかった強敵中国。「今は10(の力を)出さないと勝てない。6~7割でも勝てるようになりたい」と、強化の必要性を強調した。
誤審疑惑もあった女子ダブルス決勝。疑惑を受け、日本協会は国際連盟にビデオ判定導入要請を含めた抗議文を提出。国際連盟事務局から「(抗議文を)検討する」と、返答があったという。近年の卓球は高速化しており、伊藤もビデオ判定に「もちろん賛成です。人の目は100%正しいわけではないので」と、賛同の姿勢を見せた。一方で、「またこういうことがあっても普通に戦えるようになりたい」と、経験として吸収する構えだ。
平成でやり残したことは「世界チャンピオンになれなかったこと」。平成最後の試合も銀メダルに終わったが令和では頂点を目指して精進する。