白鵬、鶴竜らが「令和」の人文字 貴景勝「この時代に活躍できる力士に」

「令和」と人文字を作る関取衆=両国国技館(撮影・中田匡峻)
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 「大相撲夏場所」(12日初日、両国国技館)

 大相撲の関取衆が1日、東京・両国国技館に集結し、新元号「令和」の人文字を作った。紋付き袴(はかま)姿で69人の力士が指定位置に立ち、館内いっぱいの「令和」が完成。「令和も相撲に来てね」と、全員で声を張り上げた。

 令和初日に、角界も新時代の幕開け。横綱白鵬(34)=宮城野=は「初めてのこと。黒紋付きでやって、いい思い出になる。これから10年相撲を取るわけじゃない。新しい年でも、平成を思い出して令和初期に頑張りたい」と意気込んだ。

 横綱鶴竜(33)=井筒=は「新鮮というかなかなかできない。こういう時期に相撲をやって良かった。平成に育てられた。新しい令和で生かして、日々成長とチャレンジ。自分も成長し若手も頑張って上に来てほしい」と、勢いある若手との覇権争いを期した。

 新大関貴景勝(22)=千賀ノ浦=は「新しい時代の初日が迎えられた。なかなかできる経験じゃない。この時代に活躍できる力士にならないといけない」と力を込めた。

 この日は都内の部屋で夏場所に向け、稽古を再開。すり足、テッポウなど基礎運動で汗を流した。数日内に相撲を取る稽古も再開する。「自分の体を良くして万全に令和最初の場所を迎えるようにしたい」と話した。

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