新入幕の炎鵬99キロ…幕内6年半ぶり100キロ未満
「大相撲夏場所」(12日初日、両国国技館)
夏場所前恒例の身長と体重の測定が1日、両国国技館であり、新入幕炎鵬(24)=宮城野=が、関取最軽量の99キロを記録した。100キロ未満の幕内力士は12年秋場所でチェコ出身の隆の山以来、6年半ぶりとなった。
十両を含めても99キロは一番軽く、最重量227キロの関脇逸ノ城の半分以下。身長168センチと関取で誰よりも小さい。それでも炎鵬は「巡業中だと95、96キロのときもある。まだまだ、これから体をつくるところ。あと3~5キロは増やしたいけど、想定の範囲内です」と気にもとめなかった。
「主役じゃなくてもいい。名脇役を目指したい」とあくまで控えめに、令和の土俵を見据える。大銀杏(おおいちょう)を乱す必死の取り口で、小兵が快進撃する。