川合美乃里“脱力”奏功で3回戦進出「自分のサーフィンを楽しめたら」
「サーフィン・ジャパンオープン」(6日、釣ケ崎海岸)
9月に宮崎市で開催されるワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当)の代表を選考する新設大会が2020年東京五輪の競技会場で開幕し、女子は昨年のWG代表の川合美乃里(18)らが3回戦に進んだ。東京五輪の各大陸予選を兼ねるWG宮崎大会の代表男女各3人は7日に発表される。
昨年WGに出場した川合が1回戦で貫禄の1位突破を果たし、2回戦免除で勝ち進んだ。今年は相次いでコンディションを崩したこともあって、「あまり勝ちにこだわりすぎずにできた」と“脱力ライディング”が功を奏した。
1月のフロリダでの大会前日に胃腸炎に見舞われ、4月にもぼうこう炎で入院した。度重なるアクシデントで体重は一時7キロ減ったが、現在はほぼ回復。「筋肉は落ちたけどトレーニングは思ったよりできて、トレーナーさんからは『筋肉が落ちにくい体質なんじゃない?』って」と笑った。
東京五輪につながる決戦に向けて「優勝を目指して頑張る」と話しつつも、「勝ちたいというこだわりを捨てて、できるだけ自分のサーフィンを楽しめたらいい」と肩の力を抜いて波に乗る。