錦織圭3回戦進出も表情さえず 世界109位のデリエンに2時間超「タフな試合」

 「テニス・マドリード・オープン」(8日、マドリード)

 男子シングルスで第6シードの錦織圭(29)=日清食品=が、初戦の2回戦で世界ランキング109位のウーゴ・デリエン(ボリビア)を7-5、7-5で下して2年ぶりに3回戦に進んだ。女子シングルス3回戦で第1シードの大坂なおみ(21)=日清食品=は、世界33位のアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)を6-2、6-3で退け、準々決勝に進出した。

 勝者とは思えぬさえない表情で、大きく息をついた。「すごくタフな試合だった」。24度もあったブレークポイントを錦織がものにできたのは、わずか5度。世界109位のデリエンを退けるのに2時間超と手を焼いた。

 第1セットは最初のゲームをブレークする最高の滑り出しで、一気に5-1とリード。だが、ここから雲行きが怪しくなる。「(相手の)サーブが良かったのでなかなかリターンが返せなかった」と錦織。ラリーで主導権を握れなくなり5-5。相手ミスにも助けられ押し切ったが、第2セットも最後までもつれた。

 赤土は球足が遅く「ラリーが長く続くので体力的に一番タフ」と語る。同じ赤土で26日に開幕する全仏オープンは5セット制。悲願の四大大会制覇に向け、序盤戦でもたついた展開を反省し「少しずつレベルを上げていきたい」と話した。

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