スケボ・白井空良3位で8強進出 平野歩夢は公式練習で高々エアー
「スケートボード・日本選手権」(10日、村上市スケートパーク)
男子ストリート予選が行われ、日本オープン準優勝の白井空良(17)=ムラサキスポーツ=は3位に入り、20人で争う11日の準決勝に進出した。パーク男子で東京五輪を目指すスノーボード・ハーフパイプ五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(20)=木下グループ=は会場で公式練習を敢行。今大会は今季の国際大会に派遣する強化候補選手の選考会を兼ねており、日本オープンとの総合成績で上位3人が選ばれる。
平野は11日からの試合に向けて真新しいコンクリートの感触を入念に確かめた。会場は地元新潟県村上市で4月27日にオープンしたばかりの屋内パークで、深皿型ながら縦長のコースは“庭”であるハーフパイプの形状にどことなく似ている。傾斜を利用してスピードに乗ると、得意のエアー(空中技)を高々と決めた。報道陣には対応しなかったが、大一番に向けて状態の良さをのぞかせた。
東京五輪に挑戦するには3枠の強化指定選手になる必要がある。3月の日本オープンで3位に入っている平野は、ここでも上位に入れば冬夏五輪出場の可能性が出てくる。平野の試合が行われる11、12日は村上市内でパブリックビューイングも実施予定。地元の大きな後押しを追い風に五輪への道をこじ開ける。