女子400mリレー、決勝&世界陸上切符逃す 土井「めちゃくちゃ悔しい」
「陸上・世界リレー」(11日、日産スタジアム)
男女400メートルリレー予選などが行われ、女子400メートルリレーの日本(土井、山田、壹岐、三宅)は44秒24で1組4位に終わり、12日に行われる決勝進出を逃し、上位10チームに与えられる今夏の世界選手権(9月開幕・カタール、ドーハ)出場権を逃した。
女子400メートルリレーの予選1組で日本は44秒24の4位。初の決勝進出を逃した。上位10チームが世界選手権出場枠を獲得できる大会で、こちらも涙をのんだ。
日本の1走を務めた土井杏南(23)=JAL=は「最大のチャンスだったのでめちゃくちゃ悔しい」と唇をかんだ。「ここが今の弱み。当たり前のことが当たり前にできるのが強いチーム。今の課題が明確になった」。
故障の福島千里(セイコー)を欠く中でチームリーダーとしての自覚は、誇りを取り戻した証しだ。12年のロンドン五輪に陸上界の戦後最年少となる16歳11カ月で女子400メートルリレー代表として出場。天才少女と期待されたが、その後は故障を繰り返して長く低迷に苦しんだ。
しかし、今季は先月の出雲陸上の決勝で11秒68、織田記念で11秒66と好記録を出し復調している。今後は世界陸上の出場権を獲得ポイントにかける。土井は「東京五輪までは世界陸上に出ることが使命。ここからです」と力強く語った。