サニブラウンが日本人2人目の9秒台 日本歴代2位9秒99 東京五輪参加標準も突破

 サニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=が11日(日本時間12日)、米アーカンソー州フェイエットビルで行われた大学南東地区選手権の男子100メートル決勝で、日本歴代2位で、日本人2人目の9秒台となる9秒99(追い風1・8メートル)をマークし、優勝した。これまでの自己ベスト10秒05を0秒06更新。東京五輪の参加標準記録(10秒05)も日本選手で初めて突破した。

 サニブラウンは17年シーズンの日本選手権で10秒05をマーク。100メートル、200メートルの2冠を獲得した。同年ロンドン世界選手権では200メートルで最年少で決勝に進出し、7位となるなど、ポテンシャルの高さを示し、9秒台突入は目前と見られていた。その後、米フロリダ大に入学。ただ、18年5月の200メートルレース中に右足太もも痛を発症。その後は回復とベースアップに務め、今季から復帰した。3月の全米室内選手権60メートルでは室内日本記録に並ぶ6秒54をマークし、成長ぶりを見せつけていた。

 まだシーズン序盤。そしてこの日のフェイットビルは10度を超える程度の寒さだった。今季どこまで記録を伸ばすか。期待を抱かせる好記録となった。

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