安美錦が執念の白星発進「勝てば何でもいいよ」

剣翔を押し出しで破る安美錦(右)=両国国技館(撮影・金田祐二)
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 「大相撲夏場所・初日」(12日、両国国技館)

 元関脇で西十両10枚目の安美錦(40)=伊勢ケ浜=が剣翔(追手風)を押し出して初日白星スタート。突きに来て左に動いた相手に反応。勝機を逃さず最後は右ハズを押し込んで執念星をつかんだ。

 「前にいくしかない。手を出していけたのが良かった」と笑み。新元号「令和」への意識を問われると「あると思いますか?」と、逆質問で笑わせた。

 アキレス腱、膝、太ももなど両足は故障だらけ。満身創痍(そうい)の体で6場所連続十両生活が続く。関取在位が歴代2位の116場所に達し、同1位の魁皇の117場所に迫る。

 「初日は緊張するから。勝てば何でもいいよ」と3場所ぶりの初日白星。「気持ちも新たに新しいスタート」と令和でも大ベテランが土俵を沸かせる。

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