後発薬の禁止物質混入で作業部会 WADA、再発防止へ検討
【モントリオール共同】世界反ドーピング機関(WADA)は16日、モントリオールで理事会を開き、日本のレスリング男子のトップ選手が服用したジェネリック医薬品(後発薬)に本来含まれていない禁止物質「アセタゾラミド」が混入し、ドーピング検査で陽性反応が出た問題で、作業部会を設置して再発防止へ解決策の検討に入ったことが報告された。スポーツ庁から対策を求める書簡が提出されていた。
WADA常任理事を務める浮島智子文部科学副大臣は理事会終了後に「アスリートにこういうことが起こらないようにしっかりやっていかないといけない」と語った。