ラグビー日本代表候補、5勝1敗で豪州遠征終え帰国 姫野「どんどん上がってきている」
オーストラリアに遠征していたラグビー日本代表候補の第2陣が19日、成田空港に帰国した。特別編成チーム「ウルフパック」として臨んだ強化試合はオーストラリアで2連勝し、通算5勝1敗で終えた。
左膝の負傷から復帰したナンバー8姫野和樹(24)=トヨタ自動車=は2試合にフル出場。「プレーがどんどん上がってきているなと思います。スタッツで見てもいい数値が出ていますし」と振り返った。
17日のレベルズ下部チーム戦ではゲームキャプテンを務めた。「リーダーとしてレフェリーとのトークの仕方であったりとか、ゲームの中でチームをコントロールするところだったりとか、そういうところの難しさは感じました」と若きリーダーはチームを率いる上での課題も口にした。
SH田中史朗(34)=キヤノン=は「春の時点でウルフパックとしてやらせてもらっているのは、ほかのチームよりコミュニケーションや戦術を理解するという意味でよかったかなと思います」と総括。他のW杯出場国と比べて早い段階で準備に着手できていることのメリットを強調した。
日本代表候補は6月に現在の約60人から40人に絞られて、強化合宿に入る。田中は「チームとして全体的なフィットネスとスピードのアップはしていかないといけないので、そこを磨きながら、コミュニケーションをとっていければ」とテーマを掲げていた。