サンウルブズ・徳永がW杯へアピール 顔面骨折から復帰「こことここに、プレートが」

 「スーパーラグビー・サンウルブズ-レベルズ」(25日、秩父宮ラグビー場)

 スーパーラグビーに参戦する日本チームのサンウルブズは20日、千葉県市原市の市原スポレクパークで調整した。追加招集されたフランカーの徳永祥尭(27)=東芝=が、W杯代表入りへアピールを誓った。

 「こことここに、プレートが2つずつ入っています」。アゴと右ほほを指さして笑った。3月上旬の日本代表候補の練習中に顔面を骨折。同4日に手術し1週間入院。無念の離脱となった。

 手術後から復帰までを振り返る。「退院してすぐに走りすぎて、一回(患部)腫(は)らしたりというのはありました」と苦笑い。苦労は生活面でも。「基本、ご飯を食べられなかったので、オムライスばかり食べていました」。オムライスにもご飯が入っているのでは?とキョトンとする報道陣に対して、「オムライスは噛(か)まなくてもいいので」と言い切って笑わせた。

 「テンポよくいけて、速く復帰できた」と言う。5月の日本代表候補のオーストラリア遠征に帯同。2試合に出場して実戦経験を積んだのは大きかった。遠征から18日に帰国してすぐ、サンウルブズに合流。「今年に入ってまだ2試合しかしていませんし、チャンスをいただけるのはありがたい」と闘志を燃やす。

 6月上旬に日本代表候補は現在の約60人から40人に絞られる。サンウルブズの今季国内最終戦となる2連戦は、日本代表入りへ最後のアピールの場となる。「いい意味でキレて、自分からどんどんボールをもらいにいって、トライ数を増やしていくのが大事」と持ち前の積極的なプレーを心がけていく。

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