照ノ富士、視線はもう来場所へ 3連勝で6勝目「今日から来場所向けて練習する」

 大翔前(左)を押し出しで下す照ノ富士(撮影・西岡正)
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 「大相撲夏場所・13日目」(24日、両国国技館)

 元大関で東三段目49枚目の照ノ富士(27)=伊勢ケ浜=が大翔前(追手風)を押し出しで下し、3連勝で6勝目(1敗)を挙げて、締めた。右で張って組み止めて、いなしも残して最後は右腕を伸ばして仕留めた。

 「次、来場所。もうきょうから来場所に向けて練習を始める。(稽古は)次は相撲が取れるように」と、来場所へ意欲満々。

 大関を14場所務め、優勝も経験しながら両膝負傷に加え、糖尿病なども重なり、序二段まで降下。先場所、5場所ぶりに土俵に戻り、7戦全勝。復帰2場所目で相撲の動きが徐々に戻って来た。

 「瞬発力がない。足も出ていない。先場所よりは良かったけど納得していない。土俵勘もなかった。(本場所で)練習している感じ。夜もトレーニングしていたしそれを繰り返し続けている」。再び関取を目指し、相撲のことだけ考えて過ごしている。6月、大阪・堺市で行う部屋の夏合宿にも「行く。ばっちりやります」と、意気込んだ。

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