朝阪神 負け越しに悔しげ「あと一番勝てたら…」

 「大相撲夏場所・14日目」(25日、両国国技館)

 大好きな阪神タイガースをしこ名にする西序二段32枚目の朝阪神(18)=高砂=が吉村(出羽海)に寄り倒され、4敗目(3勝)を喫し、負け越した。

 立ち合い、低く入った当たりだったが、相手が変化。横に付かれて、反撃できずに終わった。

 「当たってくると思ったけど相手が変化気味に来た」と悔しげ。それでも自己最高位で3勝は自信。「ちょっとずつだけど力が付いているのかな。あと一番勝てたらもっと良かった」と振り返った。

 大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。昨年春場所、朝塩本から改名した。阪神は前日、DeNAに3-2で逆転勝ち。連日、接戦をものにし4連勝。2位・巨人に0・5差と肉薄した。

 「すごいっすね。また1点差で勝った。昨日も負けてるなあ、と思ったら、3-2。勝ってるやんって」と大喜びした。タイガースのように勝負強い相撲を目指す。「名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)で勝ち越せるように稽古して頑張ります」と、意気込んだ。

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