クライミング複合ジャパンカップ 男子は18年ボルダリング王者原田が首位通過

 「スポーツクライミング・複合ジャパンカップ」(25日、石鎚クライミングパークSAIJO)

 東京五輪と同じスピード、ボルダリング、リードの3種目複合で争われる大会の予選が行われ、男子は18年ボルダリング世界王者の原田海(20)=日新火災=がボルダリングと、リードで1位、スピード6位となり、全体トップで上位8人が進む決勝進出を果たした。藤井快(26)が2位、楢崎智亜(22)、明智(20)兄弟=ともTEAM au=が3、4位となった。上位4人は強化指定Sランクのため、予選突破時点で8月の世界選手権(八王子)代表に内定した。

 首位通過で世界選手権代表を決めた原田は「(世界選手権は)今年1番大事な大会だし、出ない事には始まらない。ホッとしてます」と、納得の表情。スピードで自己ベストを更新し、リードでも唯一の完登と、得意のボルダリング以外も着実に力をつけてきた。決勝に向け「順位は考えず、自分の登りをしたい」と、自然体を強調した。

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