安美錦、千秋楽で8敗目 負け越しも「前向きにしないと」

豊山(左)が押し出しで安美錦を破る=両国国技館(撮影・堀内翔)
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 「大相撲夏場所・千秋楽」(26日、両国国技館)

 元関脇の十両安美錦(40)=伊勢ケ浜=が豊山(時津風)に押し出され、8敗目(7勝)を喫し、負け越した。突き合いに応戦したが、相手の圧力に屈した。

 アキレス腱、膝、太ももなど両足は故障だらけ。満身創痍(そうい)の体で6場所連続十両生活。15日間、こん身の力で取り切った。

 「無事に終わって良かった。いいなりに悪いなりに毎日しっかり準備してやれた。(負け越しは)結果だから。勝たなきゃいけないけど細かいところは気にしない。しっかり自分のできることをやっていく」と淡々と振り返った。

 常に引退危機との戦い。「前向きにしないと。あっという間に後ろ向きになっちゃう。心の火なんてほとんど消えているもんだから自分で火を付けてあげないといけない」。次の名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)へ意欲。「この年でこの土俵に立てることを前向きに考えてしっかり行動していきたい」と力を込めた。

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