内村の代表入り事実上消滅 世界大会への連続出場11で途切れる
体操男子の内村航平(リンガーハット)が世界選手権(10月・シュツットガルト=ドイツ)代表の最終選考会を兼ねた6月の全日本種目別選手権(高崎アリーナ)で出場権を持っていた床運動と鉄棒の予選に出場しないことが26日、関係者への取材で分かった。代表選考基準を満たす可能性が事実上なくなり、2008年以来の五輪と世界選手権の連続出場は11大会で途切れる。内村は代表選考会を兼ねて個人総合で争われた4月の全日本選手権で予選落ち。全日本の予選、決勝と5月19日終了のNHK杯の合計得点上位3人に与えられる代表権を逃し、代表入りは絶望的な状況だった。
代表は5人で、残り2枠は全日本種目別選手権の予選と決勝の結果も踏まえて決定する。