高砂親方「今場所はドキドキしなかった」 弟子の朝乃山Vで感無量

高砂親方(左)と握手を交わす朝乃山=高砂部屋(撮影・棚橋慶太)
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 大相撲夏場所(26日千秋楽、両国国技館)で12勝(3敗)を挙げ初優勝を果たした平幕朝乃山(25)=高砂=が27日、都内の部屋で一夜明け会見を行った。名門高砂部屋では朝青龍以来、9年ぶり賜杯。会見に並んだ師匠の高砂親方(元大関朝潮)も感無量だった。

 「運も実力のうち。(前頭)8枚目で優勝を上回るのは非常に珍しい。コツコツやってきたことが一気に開いた。優勝に関してはね。これで終わりじゃない」とさらなる精進を求めた。

 自身は現役時代、鳴り物入りで近大から角界入り。「三役にすぐになる、優勝すぐにすると言われ続けてなかなかできなかった。そう思うと朝乃山は持ってるものが違う。太刀山と同じ所に育って土壌がある。そういうのを感じる」と、故郷の力の大きさにうなずいた。

 入門3年で優勝。「大きな体を生かして相撲を取った。新入幕の時、1回言ったらパッとできる。そういうぽこっと見せる強さがある。今場所はドキドキしなかった。楽に相撲を見られる」と、成長を実感していた。

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