高砂親方 朝乃山の写真誌ターゲットを心配「携帯で写真撮られる時代だから」

 大相撲夏場所で初優勝を果たした平幕朝乃山(25)=高砂=が27日、都内の部屋で一夜明け会見した。同席した師匠の高砂親方(元大関朝潮)が独壇場で“大ちゃんトーク”が冴(さ)えた。

 名門高砂部屋にまな弟子が9年ぶりの賜杯をもたらし、上機嫌。「いっぱい懸賞をもらったんだから、部屋にクーラーを入れようぜ。冷暖房入れよう。皆さん(報道陣)も暑いでしょう。冬は寒いし。みんなのためを考えて。今回はお前が稼いだからお前の金でいけよ。今回、俺は稼いでないからな」。エアコン導入を指令した。

 今後大事になることを問われると「メディアの皆さんに振り回されないように」とやって笑わせた。

 優勝で浮かれぬよう「四股、すり足、テッポウ」と基本の徹底をするよう厳命。一方でイケメン25歳は今後、写真誌のターゲットになることも心配した。

 「何があるか分からない。携帯電話で写真が撮られる時代。自分の行動には気を付けないと。若い衆には言っている『お前らの背中には公益財団法人日本相撲協会、高砂部屋という看板を背負って歩いている。その看板を汚したらダメだよ。それをしっかり考えなさい』と」

 朝乃山は精神面でも優等生。「自分がされて嫌なことを人にするな。聞くやつはこういう風に強くなる。(朝乃山は)お手本」と、ほめた。

 本人へ連続Vへの意欲を問う質問が飛ぶと、師匠がカットイン。「ばかなことを言っちゃいかん。へそが茶を沸かす。(夏場所、前頭の)8枚目だよ。小結、関脇じゃない。先場所(春場所は)7番しか勝てなかった。無理な話をしちゃいかん。聞くに堪えない。8番勝っても大変なこと」。本人も「勝ち越し」を目標にした。

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