佐渡ケ嶽親方の長男が新十両に 祖父は横綱・琴桜 親子3代関取の夢果たす

琴鎌谷改め栃ノ若
2枚

 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を行い、琴鎌谷改め琴ノ若(21)=佐渡ケ嶽、一山本(25)=二所ノ関、木崎海(24)=木瀬、竜虎(20)=尾上=の4人の新十両昇進を決めた。再十両は貴ノ富士(22)=千賀ノ浦。

 琴ノ若は師匠・佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男で祖父は元横綱琴桜。夏場所は東幕下2枚目で4勝3敗と勝ち越し、入門4年で“親子3代関取”の夢を果たし、父のしこ名を継承した。親子関取は元小結佐田の海鴻嗣-幕内佐田の海貴士以来。日本相撲協会に残る資料によれば史上10組目となる。

 一山本は新弟子検査時に23歳で初の年齢制限緩和措置制度を利用しての角界入り。同制度適用者では初の関取となった。中大卒業後は故郷・北海道の福島町役場に就職したが、大相撲への思いが再燃。“脱サラ”して転職し、2年半で関取をつかみ取った。

 沖縄出身の木崎海は同じ木瀬部屋の十両美ノ海が兄。若元春、若隆景に続く史上21組目の兄弟関取となった。

 竜虎は師匠・尾上親方(元小結浜ノ嶋)のおいで中学横綱に輝いた逸材。夏場所は東幕下4枚目で6勝1敗の好成績だった。

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