新体操 今季は“令和メーク”で東京五輪枠獲りだ!リップは梅色で調和をイメージ
新体操日本代表のフェアリージャパンPOLAが31日、都内で今季の新メークを発表した。
世界選手権(9月)で20年東京五輪の出場枠獲得を目指す今季のメークテーマは「Harmonized Beauty~令和メーク~」。新元号の意味する調和をイメージし、これまでよりもパーツ1つ1つの主張を抑え、全体のバランスを意識した。アイメークにはブラウンを取り入れ、リップには令和が梅の花の詩を語源としたことから、梅色を取り入れ、日本人の肌に馴染みやすくしたという。メークを披露した杉本早裕吏主将(23)=トヨタ自動車=は「リップの色も気に入っている。演技でも調和を大切にしていきたい」と、笑顔で話した。
日本が海外の強豪国と戦っていく中で、メークは1つの武器になっている。目鼻立ちがはっきりしている海外の強豪国の選手は「海外の選手は近くで見た時に、本当にシャドウを入れるだけで、10分でぐらいで綺麗になっている」という。熨斗谷さくら(21)=日本女子体大=は「海外の選手に比べて、目鼻立ちははっきりしていないからこそ、こうしたメークから私は気合を入れて、こだわってやっている。強い気持ちで競技に臨める」と、強調。メークによって美と自信をつけ、フロアへと向かっている。
東京五輪前年の今季。世界選手権ですでに出場権を獲得しているロシア、イタリア、ブルガリアを除く上位5カ国に入れば、東京五輪出場枠を獲得できる。杉本主将は「3位以内になって、枠を獲りたい。1人1人が自信を持って、その場に立てるようにしたい」と、意気込んだ。