朝乃山、W優勝パレード開催へ 警察官誘導でV後初帰郷…地元テレビ局“ジャック”
大相撲夏場所で初優勝した幕内朝乃山(25)=高砂=が故郷・富山&出身の近大で優勝パレードを開催する予定であることが31日、分かった。6月13日まで行う高砂部屋の富山合宿後に富山で、その後に近大と“連続凱旋祝賀”するよう調整が進められている。
富山出身では名横綱太刀山以来103年ぶり、近大卒では85年春場所で師匠の高砂親方(元大関朝潮)以来34年ぶりの賜杯を抱いた。異例のWパレードもトランプ米大統領から祝福された“世界のAsanoyama”なら当然!?近大では名物のマグロも贈るよう計画されている。朝乃山は「(パレードをするなら)事故らないように」と恐縮した。
この日は優勝後、初めて帰郷。パニックを警戒してか、富山駅から警察官2人に誘導され駅を出た。市役所前に「祝 初優勝 朝乃山関」の垂れ幕が掲げられ「優勝したんだな」と改めて実感した。
カメラ10台、記者30人が駆け付けた取材対応後に地元TV局を“ジャック”した。午後18時台のニュース番組では地元民放3局すべてに生出演。その後、NHKとはしごした。
今回の帰郷は富山商時代の恩師で17年1月に亡くなった浦山英樹監督の墓前に優勝を報告するのが目的。「来場所も稽古に精進して頑張るので、これからも土俵の上で見守って下さいと言いたい」とうなずいた。