「テニス・全仏オープン」（１日、パリ）

　女子シングルス３回戦、第１シードで世界ランキング１位の大坂なおみ（日清食品）は、同４２位のカテリナ・シニアコバ（チェコ）と対戦。４－６、２－６のストレートで敗れ、まさかの３回戦敗退となった。

　立ち上がりは危なげなくサービスゲームをキープしたが、４－４で迎えた第９ゲームで先にブレークを許した。第１０ゲームは４０－０とブレークバックのチャンスを迎えたが、ここから逆転され、第１セットを落とした。

　第２セットは２－２からの第５ゲームでブレークを許し、またも追う展開に。粘り強くラリーに持ち込むシニアコバに対し、大坂は細かいミスでポイントを落とした。第７ゲームはダブルフォールトでブレークポイントを献上。失ったリズムを取り戻すことができず、第８ゲームも押し切られた。

　１８年全米、１９年全豪に続く４大大会３大会連続優勝を狙っていた大坂。１回戦は同９０位のアンナ・シュミエドロバ（スロバキア）を、２回戦は元世界女王の同４３位アザレンカ（ベラルーシ）をいずれも逆転で破っていたが、苦手とされるクレーコートで力を発揮できなかった。