聖火リレー日本“半分”通る ルート概要発表

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は1日、来年3月26日から47都道府県を巡る五輪聖火リレーのルート概要を発表した。東日本大震災などの被災地、各地の世界遺産や名所を組み込んだ。通過する市区町村は日本全体のほぼ半分の857で、121日間で約1万人がリレー。実際に走る詳細ルートは年末までに決め、公表する。

 ルートには津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」や被災後に再建された宮城県南三陸町の「南三陸さんさん商店街」などが入った。今夏に世界遺産登録が決まる見通しの大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」、姫路城(兵庫県)などの名所も通過する。

 スタートは原発事故の対応拠点となった福島県楢葉町、広野町のサッカー施設「Jヴィレッジ」。7月24日の開会式で新国立競技場の聖火台に点火する。

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