2019.06.03

渡部０秒３２届かず涙「やっぱり悔しい」　優勝も代表入り逃す

女子２００ｍ平泳ぎで優勝するも派遣標準記録をクリアできず、表彰式で涙を流す渡部香生子（中央）

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　「競泳・ジャパン・オープン」（２日、東京辰巳国際水泳場）

　世界選手権（７月、韓国・光州）の追加選考会を兼ねて行われ、女子２００メートル平泳ぎ決勝は渡部香生子（２２）＝ＪＳＳ＝が２分２３秒６５で優勝したが、派遣標準記録（２分２３秒３３）に届かず代表入りを逃すなど、新たな代表内定者は出なかった。

　１５年世界選手権女王の渡部が２分２３秒６５で優勝したが、派遣標準記録に０秒３２届かず「やっぱり悔しい。止まらなくなってしまった」と表彰台で号泣した。今夏はユニバーシアード（７月、ナポリ）に出場するが、勝負は来年の東京五輪。「この気持ちは絶対に忘れないと思う。練習で苦しくなったときも思い出して臨みたい」と再起を誓った。