バレー“プリンセス・メグ”栗原恵が現役引退を発表「17年間の現役生活にピリオド」

 バレーボール女子で04年アテネ五輪、08年北京五輪代表の栗原恵(34)が4日、自身のインスタグラムで現役を引退することを発表した。栗原は5月の黒鷲旗全日本選抜を最後に、今季所属していたJTを退団。「今後についてはまた改めてお話ししたい」としていた。10日に都内で引退会見を行う。

 インスタグラムでは「私、栗原恵は17年間の現役生活にピリオドを打つことを決めました。現役生活を振り返ると、決して順風満帆とはいかなかったかもしれません。しかし、どんな時も信じて味方でいてくださる皆さんの存在が私の大きな原動力でした。」と、感謝の言葉を綴った。

 栗原は広島県江田島市出身で、小学4年生からバレーボールを始めた。三田尻女子高(現誠英高)1年生の時には、高校3冠を達成した。187センチの長身を生かした鋭いスパイクを武器に、01年に日本代表に選ばれ、02年の日米対抗で代表デビュー。華やかなプレーと、キュートな姿から“プリンセス・メグ”の愛称がつき、同い年で代表に選ばれていた“パワフル・カナ”こと大山加奈との“メグカナ”コンビで人気となった。

 04年にはアテネ五輪に出場し、5位入賞。08年北京五輪でもエースとして活躍し、5位入賞へチームをけん引した。09年には左ひざ半月板断裂の大けがを負ったが、手術、リハビリを経て、10年世界選手権では銅メダル獲得に貢献した。所属チームは03年にVリーグのNECに入団して以降は、パイオニア、ディナモ・カザン(ロシア)、岡山、日立を経て、昨年からJT。近年は両ひざの故障に苦しめられていた。

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