2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は4日、パラリンピックの陸上こん棒投げで使う競技備品のこん棒の製作を、東京都立工芸高の生徒に依頼すると発表した。競技用のこん棒は国内に製造会社がなく、海外の調達先も極めて限られていることから、パラリンピック教育の一環として高校生がつくることになった。国際競技連盟も了承している。北海道産のブナ材を使用予定で、20本を製作する。
こん棒投げは車いす使用者の中でも障害が重度で、手も不自由な選手を対象とする種目。ボウリングのピンに似た長さ約40センチ、重さ397グラムのこん棒を投げて距離を競う。