錦織、第3セット途中、雨で中断 赤土の王者ナダルに2セット奪われ崖っぷち

男子シングルス準々決勝 第2セット、ゲームを奪われた錦織圭=パリ(共同)
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 「テニス・全仏オープン」(4日、パリ)

 男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク7位、第7シードの錦織圭(29)=日清食品=が初のベスト4入りをかけて、3年連続12度目の優勝を狙う同2位、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。1-6、1-6で2セットを奪われ、第3セット2-4となったところで雨で中断した。

 ナダルとは過去12度対戦し、2勝10敗と大きく水をあけられている。しかもナダルは今大会、4回戦まで失ったセットはわずか1とV4へ向けて絶好調をキープ。一方の錦織はペール(フランス)との4回戦では前々日、前日と2日にわたる激闘になった。

 そんな赤土の王者に挑んだ錦織だったが、序盤から苦戦。第1セットの第2ゲームでブレークを許すと、第6ゲームでもブレークされた。ナダルの強力なストロークを打開できず、1-6で落とした。

 第2セットに入っても流れを変えられない。いきなり第1ゲームでブレークされる。続く第2ゲームでブレークバックしたものの、第3ゲームで再びブレークを許した。第5ゲームのサービスゲームもキープできずに、そのまま押し切られた。

 第3セット。錦織はこの日初めて最初のサービスゲームをキープしたが、第3ゲームでブレークを許し、このセットも追いかける展開となった。

 錦織が準決勝に進出すれば、日本男子としては1933年、ベスト4に入った佐藤次郎以来、86年ぶりとなる。

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