男子エペのエース・見延和靖 個人団体2冠宣言「金メダルを取りたい」
「フェンシング・アジア選手権」(13日開幕、千葉ポートアリーナ)
フェンシングの東京五輪ポイントレースに関わるアジア選手権を翌日に控え、各種目の日本代表有力選手が12日、会場で会見した。現在世界ランク2位の男子エペのエース、見延和靖(31)=NEXUS=は「個人、団体で金メダルを取りたい」と、力強く2冠を宣言した。
今季は日本人初のGP大会2勝の快挙を成し遂げるなど、充実著しい。「経験値がものをいっているかな」。5月の遠征から帰国後は風邪をひき、体調を崩したが「緊張はしていない。エペは一番分かりやすい種目だと思うし、皆にみてもらえる喜びを感じている」と、日本の“顔”としての自覚を漂わせた。
五輪枠を争うライバルの韓国、中国と激突する今大会と、7月の世界選手権(ブダベスト)の結果次第では年間王者、世界ランク1位の座も見えてくる。「結構近い位置にいると思う」。五輪、そして世界の頂を見据え、日本のエースが剣を振るう。