リーチ主将 前回大会上回るチーム力に手応え「時間は十分、あと戦術技術上げれば」
「ラグビー・日本代表強化合宿」(12日、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート)
ラグビーW杯日本大会開幕まで100日となった12日、日本代表フランカーのリーチ・マイケル主将(30)=東芝=が“心技体”すべてにおいて前回大会を上回るチーム力に手応えを示した。日本代表宮崎合宿はこの日、第3日を迎え、8時半から午前中に2部練習を敢行。リーチ主将は現段階の到達度を「75」とし、大会開幕までの残り25%の積み上げに自信を示した。また恥骨の炎症で現在は別メニュー調整中だが、順調な回復ぶりも訴えた。
十分な手応えがあった。リーチ主将は現在のチームの完成度を「75くらい」と分析。残り100日。「時間は十分ある。あと戦術、技術を上げればW杯までに100にもっていける」と言い切った。
15年イングランド大会は、敗退した1次リーグで南アフリカを撃破するなど3勝。過去最高の成績を収めた。それから4年。当時を上回る“心技体”を備えたチームで臨む。
まずは“心”。「一番の違いはリーダー陣がいろいろと事前に準備していること。言われる前に動くようになった」。SH流(サントリー)、ナンバー8姫野(トヨタ自動車)ら8人いるリーダー陣を中心とした、精神面の成熟度を強調した。
そして“技”。「戦術も大きく違う」と解説し「毎合宿ちょっと変えている。すぐ対応できるようなチームになってきている」とその対応力を評価した。“体”は「走る能力も前回より高い」と個々の身体能力の高さに自信を示した。
リーチ自身は5月に恥骨の炎症が再発。この日も別メニューだった。それでも「すごくいい状態。けっこうハードな3日間をやって、まったく痛みはなく、安心しています」と表情は明るい。17日の練習から部分合流。「100日後にピッチに立つ姿?想像できていますね」。あと100日で完全復活。最強軍団を率いる思いだ。