バレー女子日本代表、タイに圧勝で1次L6位浮上 黒後が6連続得点の活躍
「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本3-0タイ」(13日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)
世界ランキング6位の日本が同14位のタイを3-0で下した。黒後愛(東レ)が第2セットの18-22から強烈なスパイクで6連続得点を決めた。日本は東京大会の3試合を2勝1敗で終え、1次リーグ通算7勝5敗で6位に浮上した。
黒後が強烈なスパイクを次々と決め、両チーム最多の21得点で勝利を引き寄せた。18-22と追い込まれた第2セットには、自身の6連続得点で逆転。コートの端を狙ったスパイクなど、鋭利な攻撃でタイを退けた。
18年アジア大会ではストレート負けした難敵にストレート勝利で雪辱し、「勝ちたい思いが結果につながった」と満面の笑みで喜んだ。黒後は14日が誕生日。勝利で迎える21歳に「20歳よりも濃い年になるようにします!」と宣言した。
中田監督は「勝負の場面でよく打ち切ってくれた」と評価。昨季に日本代表デビューし、東京五輪を来年に控える今季は「去年の経験を力に変えてチームに貢献したい」と気合。若きエースの進化がチームを勢いづける。