高橋大輔の練習着、オークションで46万円「あごが外れるかと」
フィギュアスケートでバンクーバー五輪男子銅メダリストの高橋大輔(33)=関大KFSC=が14日、地元・岡山県倉敷市内で行われた西日本豪雨災害復興チャリティートークショーに田中刑事(24)=倉敷芸術科学大大学院=とともに出席した。
会場に集まったファン約800人によるチャリティーオークションでは、2人から計10品が出品された。オークションは1000円ずつ値段が上がっていく方式で進められ、一つ目に紹介された日付と高橋のサイン入りのバナータオルは7万円まで上がった末にハンマーがたたかれた。「言葉が出ないです…。ビックリしました」と高橋。開いた口がふさがらない様子だった。
さらにサイン入りジャージーは24万円で、実際に壇上で着て見せたトレーニングウエア、スケート靴はそれぞれ46万円で落札。ぐんぐん上がっていく金額を驚きの表情で聞いた高橋は「あごが外れるかと思いました」と話した。
また田中が「1シーズン着ました。ちゃんと洗ってます」と紹介した練習着は11万5000円の値がついた。田中も「もう、怖いです…」と苦笑い。それでも自身も実際に被災地に足を運び、惨状を目の当たりにしただけに「少しでも復興へ、半歩でも進んでくれれば。まだまだ時間がかかると思うので、こういう活動を続けていきたい」と地元の復興を願った。
「ありがたいなという感謝の気持ちでいっぱいです」と高橋。オークションで集まった総額237万8000円は山陽新聞社会事業団を通じて復興支援に使われる。