残り2秒…執念タックルで逆転!須崎優衣が入江ゆきを撃破 優勝候補対決を制す
「レスリング・全日本選抜選手権」(15日、駒沢体育館)
世界選手権(9月・カザフスタン、アスタナ)の代表選考会を兼ねて行われ、混戦の女子50キロ級は準々決勝でいきなり優勝候補同士が激突した。世界選手権2連覇の実績を持つ須崎優衣(19)=早大=が、昨年末の全日本選手権と今年4月のアジア選手権で優勝している入江ゆき(26)=自衛隊体育学校=との死闘を6-2で制し、準決勝進出を決めた。
先に主導権を握ったのは須崎。しかし、入江が意地を見せ、2-2で終盤戦に。ラストポイントを握っていた入江が逃げ切りを計ったが、残り2秒からの須崎の渾身のタックルが決まり、そのまま試合終了。須崎は力強くガッツポーズ。入江はその場でうなだれた。
また、リオ五輪48キロ級金メダリストの登坂絵莉(25)=東新住建=も準決勝進出を決めた。
今大会の勝者が、世界選手権代表を懸けて7月6日のプレーオフで、入江と戦う。