フィギュア・高橋大輔、今季は世界大会に意欲「その気持ちに素直に」 昨季は辞退
フィギュアスケートの高橋大輔(33)=関大KFSC=が15日、故郷の岡山県倉敷市での式典後に、19-20年シーズンは世界大会に挑戦する意志があると語った。
この日は岡山県スケート連盟創立50周年の集いが倉敷市のヘルスピア倉敷で開催された。同市出身の高橋が栄誉賞を贈呈された。この式典後に、「昨季(18-19シーズン)は(復帰初年度で)僕自身のスケートもどうなるか分からなかったので、全日本選手権を目標にしていたが、今は行けるところまでって思い」と話し、19-20年シーズンは世界大会に挑戦する意志があることを明かした。
高橋は昨年12月の全日本選手権で2位に入ったが、今年3月の世界選手権代表を辞退していた。その理由について「去年は僕自身が世界に目を向けてスタートしていなかった。世界を目指す選手たちとスタートの気持ちが違うことに違和感を覚えている自分がいたので」とあらためて説明。「ただ、今季(19-20シーズン)は特に制限を決めていない。世界に行けるなら、その気持ちに素直に、もともとその可能性があるかもと思ってスタートしている」と、復帰シーズンとは違った思いで2季目のシーズンに臨むつもりであると明かした。
高橋は19-20年の特別強化選手に認定されており、12月の全日本選手権のシードを獲得しているため、地方大会は免除になっている。今後出場する大会については「B級戦(海外で行われるチャレンジャー・シリーズ)に挑戦する可能性もあるし、全日本後に結果次第で挑戦するかもしれない。プログラムの出来上がりの調整もあるので、相談しつつです。スケジュールはまだ決まり切っていない」とした。
式典には同市出身で平昌五輪代表の田中刑事(24)=倉敷芸術科学大大学院=も出席した。