ハンドボール男子 韓国3年ぶり撃破!主将・土井「負け続けるのは終わり」
「ハンドボール・日韓定期戦」(19日、東京都・アリーナ立川立飛)
男子で世界ランク22位の日本は同19位の韓国に35-27で勝った。前半を12-12で終了。後半は東江(あがりえ)雄斗(25)=大同特殊鋼、吉野樹(24)=トヨタ車体=らが得点を重ね、GK岩下祐太(27)=トヨタ紡織九州=を中心とした守備も光った。女子で世界13位の日本は同10位で昨年アジア選手権覇者の韓国に20-31で完敗した。
韓国に勝つのは16年アジア選手権以来だった。主将の土井は「長年負け続けた韓国に勝てる時代がきた。負け続けるのは終わりです」と、笑顔で勝利をかみしめた。
前半は12-12と一歩も譲らなかった。だが後半、14-15から土井がシュートを決めると、そこから一気に5得点。強豪相手に流れを引き寄せた。
以前と違うのは精神面。講習会を開くなど、特訓を重ねた。点差が大きく開きそうになった際にも、土井が「勝利はまだつかんでいない」と気合を入れ直した。
シグルドソン監督は「後半、勝負を決めるシーンが多々あったが、リラックスしながら集中していた」とたたえた。成長した精神力で、東京五輪にもつなげたい。