王貞治氏、紺野美沙子さんら8人が議論 第1回「大相撲の継承、発展-」有識者会議
日本相撲協会に設置された「大相撲の継承発展を考える有識者会議」の第1回会合が21日、東京都墨田区の両国国技館で開かれ、少子化時代における新弟子確保や外国出身力士増加など国際化に伴う対応策を検討課題にすると確認した。プロ野球ソフトバンク球団会長の王貞治氏や女優の紺野美沙子さんら8人全員が出席した。
議論は2時間以上に及び、王氏は「相撲というのは日本の人にとって小さい時からずっと自分の生活の中に入っている。その相撲が(不祥事などで)あれこれ言われるのはうれしいことではない」と国技発展を願った。山内昌之委員長(東大名誉教授)は「力士の稽古などを通した厳しい相撲の現実に触れ、物事を考える手掛かりを得たい」と述べた。