八村塁、年俸4億5000万円超“アメリカン・ドリーム”1年目からいきなり!
米プロバスケットボールNBAのドラフト会議が20日、ニューヨークで開かれ、日本代表のエース八村塁(21)=米ゴンザガ大=がウィザーズから日本人初となる1巡目、全体9位で指名された。新人の年俸は指名順に応じて基準額が設定されており、八村の年俸は1年目から4億5千万円超の見通し。新たな歴史を刻んだ日本バスケット界の「宝」が、スター街道を歩んでいく。
日本人初の1巡目指名を受けた八村が“アメリカン・ドリーム”を手にする。世界最高峰リーグは年俸水準も桁違い。NBAでドラフト指名されるのは2巡目までの計60人と狭き門で、1巡目の30人はよりすぐりのスター候補。Bリーグで初の1億円プレーヤーが誕生したばかりの日本から見ると夢のような収入が約束されている。
1巡目の30人については、指名順に応じて4年目までの年俸に基準額が設定されている。9位指名の八村は現在の為替レートに換算すると1シーズン目の年俸は推定で4億5千万円を超え、2季目は5億円前後。3、4季目はチーム側に契約するかどうかの選択権があり、その場合の年俸上昇率も決まっている。よほどのことがなければ4年で20億円超を手にすることになる。
これでも若手の年俸は比較的低く抑えられており、今季のNBA平均年俸は8億円超。年俸が跳ね上がるのは5季目以降で、15年のドラフト会議で八村と近い11位で指名され、4季目の今季は1試合平均13・3得点、7・2リバウンドを記録したセンターのターナー(ペーサーズ)が来季から4年総額約77億円で契約を延長した例がある。最高年俸は5年総額約216億円のステフィン・カリー(ウオリアーズ)で、平均年俸は約43億円。八村にも活躍に応じてさらなる大型契約が待っている。