グリズリーズ・渡辺雄太 ドラフト全体2位モラントに背番号譲る
NBA、グリズリーズの渡辺雄太が21日(日本時間22日)、自身のツイッターで背番号「12」を「18」に変更することを明かした。地元紙「メンフィス・コマーシャルアピール」(電子版)は、背番号「12」は来季から20日(同21日)に行われたドラフト会議で1巡目全体2位で指名されたジャ・モラントがつけるとし、「彼はユウタ・ワタナベに感謝するべき」と伝えた。
渡辺はこの日、「番号12→18へと変わります!」との一文で始まるツイートを投稿。「去年グリズリーズ行きが決まった時も最初は12ではない別の番号を希望してたんですが、その希望した番号は使えなかったため、大学でも着用してた12にしました!なので12という数字に特別なこだわりがあるわけではないので、番号を譲ることにしました!」(原文ママ)と、NBAデビューを果たした記念の番号を変更する経緯を説明した。
渡辺は譲った相手の名前を記さなかったが、「メンフィス・-」はこの日、本拠地で行われたモラントの入団会見の動画とともに「メンフィスでは背番号の争いはないが、ジャ・モラントはユウタ・ワタナベに大きな借りをつくる」との見出しで報道。NBA史上2人目の日本人選手として15試合に出場した渡辺のユニホームが母国でトップセールスを記録し、さらにNBA有料チャンネルの加入者が10%増加したことを紹介しながら「彼(モラント)はユウタ・ワタナベに感謝するべきだ」などと伝えた。