白井、出場全種目で決勝進出「予選でいい演技が出せたのは成長」

 「体操・全日本種目別選手権」(22日、高崎アリーナ)

 世界選手権(10月・シュツットガルト=ドイツ)代表最終選考会の予選が行われ、男子は神本雄也(コナミスポーツ)が平行棒、鉄棒でともにトップ。16年リオ五輪団体総合金メダルの白井健三(日体大大学院)は床運動で2位、跳馬で4位。橋本大輝(千葉・市船橋高)があん馬で2位に入った。代表は男女ともに5人。今大会で残りの男子2人、女子1人が決まる。

 白井は出場したゆか、跳馬、鉄棒のすべてで決勝に駒を進めた。「練習通りの演技ができた。毎年微妙な予選でいい演技が出せたのは成長」と振り返った。鉄棒での決勝進出に「いつも(内村)航平さんを応援して終わっていたけど、憧れだった決勝に行けた」と喜びも語った。代表争いでは橋本と神本に後れを取るが、焦りはない。「あしたはもっと楽しめるように」と落ち着いて決勝に向かう。

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