顔面強打の神本雄也 世界選手権代表選出もインタビューでしゃべれず…24日検査
「体操・全日本種目別選手権」(23日、高崎アリーナ)
世界選手権(10月開幕、シュツットガルド)代表最終選考会を兼ねて、決勝が行われた。つり輪、平行棒などでポイントを稼いだ神本雄也(24)=コナミスポーツ=と、あん馬などで貢献度の高い高校生の橋本大輝(17)=市立船橋=が選出され、13年の白井健三(22)=日体大大学院=以来の高校生代表となった。
神本は代表選出が濃厚な中で迎えた得意の平行棒でまさかのアクシデント。支え技が崩れ、右アゴ付近をバーに強打。鈍い音とともに、倒れ込んだまま、立ち上がれず、担架で運ばれた。
大会終了後の代表発表には登場。ただ、各選手がインタビューで意気込みを語る中、神本はしゃべることができず、無言で声援に頭を下げた。その後の代表会見も欠席した。
水鳥寿思強化本部長によると、24日にも病院で検査を受ける予定。同強化本部長は「貢献度でいえば、他と比べようがないほど断トツに強かった。必要な選手だということは伝えた。まず治してもらいたい」と、願った。