“雨男”サニブラウン「慣れっこなんで大丈夫」、2年ぶり2冠がかかる日本選手権へ
「陸上・日本選手権」(27日開幕、博多の森陸上競技場)
世界選手権(9月27~10月6日、カタール・ドーハ)の代表選考会を兼ねて行われる大会を前に、有力選手による会見が26日、会場で行われた。男子100メートルで9秒97の日本記録を持つサニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=は「日本で走るのはものすごく久しぶり。楽しみにしています」と2年ぶりの参戦へ意気込みを語った。
100、200メートルにエントリーしており、特に100メートルでは前日本記録保持者で9秒98の記録を持つ桐生祥秀(23)=日本生命=らの直接対決に注目が集まる。しかし、「自分的には他の人を気にせず自分の走りができれば満足。自分のやるべきことをやって課題をクリアできればいい」と集中力を高めている。
2冠を獲得した2年前は雨中のレースだった。九州北部はこの日梅雨入りし、今大会が行われる博多の森も雨天となることが濃厚だ。サニブラウンは「自分の出る日本選手権は全部雨が降っている。(今大会も)自分のせいもあると思う」と“雨男”を自認。厳しいコンディションも「慣れっこなんで大丈夫です」と力強く語っていた。