ケンブリッジ 組2着で決勝進出「できることをやる」
「陸上・日本選手権」(27日、博多の森陸上競技場)
世界選手権(9月27日開幕・カタール、ドーハ)代表選考会を兼ねて開幕した。男子100メートル準決勝が行われ、同種目16年覇者のケンブリッジ飛鳥(ナイキ)は追い風0・1メートルの条件下、10秒20の2組2着で決勝に進んだ。同組1着はサニブラウン・ハキームの10秒05。1組1位は追い風0・2メートルの条件下、10秒09の小池祐貴(住友電工)、2着は10秒22で前日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)だった。
ケンブリッジは4月の出雲陸上で左太もも裏の張りを訴えて以降、5月の世界リレーも欠場するなど、思うような調整を進められていない。「予選に比べれば準決勝はいい走りができたけど、まだ自分のベストの走りには遠い」と冷静に分析した。
16年に優勝し、昨年は2位、一昨年は3位と表彰台に立ち続けてきただけに、意地はある。「できることをやって準備したい」と現状を受け止め、最善を尽くす。