多田修平「周りを見て力んだ」2組3着の10秒21で決勝へ

男子100m準決勝で競り合う(左から)ケンブリッジ飛鳥、多田修平。右端がサニブラウン(撮影・堀内翔)
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 「陸上・日本選手権」(27日、博多の森陸上競技場)

 世界選手権(9月27日開幕・カタール、ドーハ)代表選考会を兼ねて開幕した。

 男子100メートル準決勝が行われ、多田修平(住友電工)は追い風0・1メートルの条件下、10秒21の2組3着で決勝に進んだ。同組1着はサニブラウン・ハキームの10秒05。1組1位は追い風0・2メートルの条件下、10秒09の小池祐貴(住友電工)、2着は10秒22で前日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)だった。

 好スタートで先行するというプラン通りのレースを展開した多田だが「自分のレーンだけを見ようと思っていたけど、周りを見て力んだ部分があった」と反省。「前半でリードして、後半しっかり粘れる走りができたら。決勝でしっかりベストを出して優勝できるように頑張りたい」と拳を握った。

 17年大会で2位に入り、一気にトップランナーへと成長を遂げるも、昨季は不調で5位と苦しんだ。「決勝まで調整できる時間があるので、しっかり休養して、決勝へメンタル的にも体力的にも合わせられたら」。今大会のテーマは「復活」。思いをレースで体現する。

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