110障害昨年覇者の金井フライング失格 0・001秒速く反応「受け入れられない」
「陸上・日本選手権」(29日、博多の森陸上競技場)
世界選手権(9月27日開幕・カタール、ドーハ)代表選考会を兼ねて行われ、男子110メートル障害準決勝では、昨年覇者で、日本記録タイとなる大会記録13秒36を持つ金井大旺(たいおう・23)=ミズノ=がフライングで失格となった。準決勝1組5レーンで登場したが、3レーンの古川裕太郎とともに不正スタートとされた。
レース直後、金井は「フライングの感覚はなかったし、まだ受け入れられない」と振り返り「準決勝しっかり走ろうという気持ちだった。走れないことが今は悔しい」と語った。
その後、自身のツイッターを更新し「0・1秒がボーダーですが0・099秒で反応してしまいました」と明かした。
ピストルの音から0・1秒以内に反応した場合は不正スタートとなると定められており、スターティングブロックについた圧力センサーで、即座に判定できるようになっている。金井は0・001秒速く反応してしまったことになる。「この試合に掛ける思いが強く、本当に悔しいですがまた切り替えて頑張るしかありません。応援してくださった方々、ありがとうございました」とつづった。
金井はすでに世界選手権の参加標準記録を突破しており、世界ランキングなどから代表に入る可能性は残されている。
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