若手中心のバスケットボール男子代表合宿が３日、都内で公開された。８月３１日開幕のＷ杯（中国）を見据えたサバイバルの場となるジョーンズ杯（１２日開幕、台湾）代表を決める今合宿。２０７センチの渡辺飛勇（２０）＝米ポートランド大＝は「（Ｗ杯や東京五輪は）大きな目標。自分がやれることに集中する」と拳を握った。

　昨年、候補合宿に初参加。１月には八村擁するゴンザガ大と対戦し、８得点６リバウンドと活躍した。八村のドラフト指名を「日本バスケにとってすごく大きなこと。みんな刺激を受けている」と喜び「何十年に一人の逸材。とにかく体が強い」と印象を語った。

　ハワイで生まれ育ったが、Ｗ杯や東京五輪への日本の出場決定は「すごくうれしかった」と興奮気味に振り返る。「自然と日本文化にひかれた。サッカーの試合を見るときも日本を応援していたから」。日の丸を胸に戦う日を夢見て、大器は成長を続ける。