サニブラウンがリレー侍デビューへ ロンドンDL遠征参戦 起用法は?
日本陸上連盟は4日、7月の欧州遠征の出場予定選手を発表し、日本選手権で2年ぶり2度目の短距離2冠を達成したサニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=が7月20、21日のダイヤモンドリーグ(DL)ロンドン大会の400メートルリレーのメンバーとして名を連ねた。サニブラウンは15、17年の世界選手権に出場しているが、個人戦での消耗もあり、リレーには出場していない。これが“リレー侍”デビューとなる見込みだ。
16年リオ五輪銀メダル、17年世界選手権銅メダルと着実に世界の舞台で結果を出し、今秋の世界選手権(ドーハ)、来年の東京五輪では金メダル獲得の期待が懸かる400メートルリレー。100メートル日本記録の9秒97をマークした爆発力を持つサニブラウンの加入で、どんな化学反応が起きるかに注目が集まる。
フロリダ大では2走を担当。土江五輪強化コーチは5月の段階で「どう迎え入れるか。オーダーも想定している。3ではない。(走順は)1か2か4か。2は大学で経験しているし、1はインドアの日本記録で走れる力がある。後半勝負も強い」と話しており、3走以外での起用となりそうだ。
ロンドンDLの400メートルリレーのメンバーは次の通り。
サニブラウン・ハキーム(米フロリダ大)
桐生祥秀(日本生命)
小池祐貴(住友電工)
多田修平(住友電工)
ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)
白石黄良々(セレスポ)