フェデラー ナダルと40度目激突制し決勝へ「本当にしぶとかった」

 「テニス・ウィンブルドン選手権」(12日、ロンドン郊外)

 男子シングルス準決勝は9度目の優勝を狙う第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)に7-6、1-6、6-3、6-4で勝ち、2年ぶり12度目の決勝へ進んだ。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は第23シードのロベルト・バウティスタ(スペイン)を下した。2年連続5度目の優勝を懸け、14日の決勝でフェデラーと顔を合わせる。

 最後は相手のバックハンドが外れ、フェデラーは聖地のセンターコートで珍しく両拳を何度も突き上げ、ほえた。ライバルとの40度目の対決を制し「彼は本当にしぶとかったが、楽しかった」と感慨に浸った。

 ウィンブルドンでは08年大会決勝で敗れて以来の対戦。11年前に比べ、速い展開のテニスを磨き「積極性を持ち、攻撃的で居続けた」と芝の王者の輝きを放った。第3セットの第4ゲーム。リターンでナダルの足元を狙った。甘くなった返球を鋭くたたき、3連続ポイントでこの試合で初のブレークに成功。「分岐点となる大事なポイントを取れたのは大きかった」と誇った。

 9度目の優勝へ前進し、最後に立ちはだかるのは前年覇者のジョコビッチ。「特別な試合になる。わくわくしている」と頂上決戦を待ちわびた。

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