水球男子 残り4秒で白星スルリ…強豪ドイツ相手にドロー発進

 日本-ドイツ 試合終了間際にドイツ選手に同点ゴールを決められた日本。GK棚村(中央)=光州(共同)
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 「水泳・世界選手権」(15日、光州)

 水球日本代表「ポセイドンジャパン」は初戦で強豪ドイツと対戦。終了間際に追いつかれ、9-9で白星発進を逃した。

 8-8で迎えた第4ピリオド。残り5分15秒で勝ち越しに成功する。さらに残り1分10秒のペナルティスローで逃げ切りのチャンスを得るも、19歳のエース稲場悠介(新潟産大)が決められず、残り4秒で失点し追いつかれた。

 「頭の上を狙ったけど止められた」と無念の表情を浮かべた稲場。大本監督は「それよりも残り4秒で取られることが問題。一番やってはいけないこと」とチームディフェンスの乱れを説いた。

 「第2ピリオドからはカウンターアタックもできたし、スピード感も出てきた」と指揮官が言うように、強豪相手に善戦したことは1年後の東京五輪へ向けた収穫。しかし勝利を逃したことも事実で「ヨーロッパの強豪に勝つには、まだもう1つ、何かが足りないのかな」ともこぼした。

 日本は17日に優勝候補イタリアとの対戦する。

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