ジョコビッチ2年連続5度目V 決勝史上最長4時間57分死闘制す

 「テニス・ウィンブルドン選手権・決勝」(14日、ロンドン)

 男子シングルスで第1シードのノバク・ジョコビッチ(32)=セルビア=が第2シードのロジャー・フェデラー(37)=スイス=との同種目決勝の最長記録となる4時間57分の死闘を制し、2年連続5度目の優勝を果たした。四大大会で今年の全豪オープンに続く通算16個目のタイトルとなり、優勝賞金235万ポンド(約3億2千万円)を獲得。今年から最終セットで12-12となった場合に7点先取のタイブレークが導入され、シングルスでは決勝で初めて適用された。

 最終セットで相手に2度もマッチポイントを握られたが、ジョコビッチは驚異的な精神力で苦境を打開した。男子シングルス決勝で最長4時間57分の死闘を制すと恒例の芝を食べるパフォーマンス。「歴史に残る選手とこんな試合をできて誇りに思う」と1番を表す右手人さし指を天に掲げた。

 聖地のセンターコートは「ロジャー、ロジャー」の大合唱が何度も起きた。男子で最多8度優勝を誇る芝の王者・フェデラーと相対し「観客がああなるのは分かっていた。落ち着く必要があった」と忍耐強かった。勝負どころで高い集中力を発揮し、タイブレークを全て奪取した。

 最終セットは今年導入された12-12からのタイブレークでプレーのギアを上げ、高い精度のリターンや敵陣深くに打ち込むショットで重圧をかけ続けた。3度のタイブレークではミスがなく「重要な場面で最高のゲームができた」と自賛した。

 試合前は頭の中でプレーする姿を思い浮かべ「可能な限りのシナリオを準備し、いつも自分が勝つことをイメージしている」と言う。総ポイントやウイナー(決定打)の数で劣ったが、世界ランキング1位の底力で小差の戦いをものにした。

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