高安が休場、4大関が全員不在に 昭和以降初めての異常事態

 大相撲の西大関高安(29)=本名高安晃、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が名古屋場所11日目の17日、日本相撲協会に「左肘関節内側側副靱帯断裂で約1カ月間の休養加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。8日目(14日)の関脇玉鷲戦で負傷していた。

 これで4大関全員が不在の異常事態に陥った。相撲協会広報部によると、4大関以上が不在となるのは昭和以降初めて。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「相撲で力が出ない状況だった。次の場所に間に合うように治療をさせたい。名古屋のファンの方々のことを考えると本当に申し訳ない」と話した。

 高安は10日目に勝ち越した。

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